信楽町長野の愛宕山山頂にお祀りする愛宕神社は、伝統を誇る信楽焼の生産と不可分の関係にあり、それは毎年七月に本社の新宮神社から元火を松明に点火して山頂の愛宕神社に松明を奉納する荘厳にして古式ゆかしい火祭神事が古くより行われております。 また、東京港区は芝の愛宕神社は、徳川家康公が、慶長八年に幕命によって、この信楽町長野の愛宕神社の御分霊を、江戸に移し祀らせたものである事は多くの歴史学者の肯定しているところであります。 陶郷の信楽を象徴する神々を愛宕山山頂に祭祀申し上げ、遠く我々の祖先より連綿としてお祀りされて参りました。
生活に欠かす事の出来無い火の神様・信楽焼の守護の神として、篤く崇敬されている。